大入隧道





福岡県豊前市「新吉富村」から
大分県中津市「耶馬溪町」を結ぶ

福岡-大分県道109号 福士吉富線

現地におられた「カブ90」乗りの方と共に
県境 「雁股峠」より先、数キロにわたる廃林道の様子を見に行きました(⇒ブログ版)。

写真をクリックしますと、フォト蔵にて拡大写真をご覧に頂けます。




県道109号(廃道区間見取り図)
大入ずいどう3
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      -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、.
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大入隧道(雁股峠)〜大平村100           ____
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大入ずいどう2
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 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、
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大入隧道(雁股峠)〜大平村99
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大入隧道(雁股峠)〜大平村98
…福岡・大分県道109号「福士吉冨線」
大入ずいどう


一聞した限りでは、疑いの無い普通の県道のようであるが…。

事実、同線で一番高くに位置する「雁股峠」

その股下を潜る「大入隧道(だいにゅうずいどう)」
と呼ばれるトンネル内にて

大分県入りを果たすまで…

大入隧道(雁股峠)〜大平村13 それは確かに、普通車も通れる「一般県道」なのである。
大入隧道(雁股峠)〜大平村14 その先に広がる光景を目にした時



トンネルを背に(A地点)
大入隧道(雁股峠)〜大平村15 湧き起こる思いは様々でしょう。。
雁股峠0.3
しかし
大入隧道(雁股峠)〜大平村96
もしも、「引き際」を見誤った(欲望に駆られた)のなら
大入隧道(雁股峠)〜大平村17 薄情ながら、自助努力の下



自力救済を試みる他ありません(−人ー)(C地点:桃線区間)
大入隧道(雁股峠)〜大平村20 【灰色区間総括】


トンネルから見える始めの緩やかな勾配は罠。 勾配の先端に位置する左ヘアピン(B地点)は浅くもV字に抉れた悪路(泥)であり


降水後はかなりの泥濘となることが予想されます。
またこの過程で、かろうじて四輪1台を通せた程の幅員も0.6車線程度まで狭まります。
大入隧道(雁股峠)〜大平村25 c地点以後、桃線区間から
大入隧道(雁股峠)〜大平村28 うちゅうの
大入隧道(雁股峠)〜大平村87 ほうそくが
大入隧道(雁股峠)〜大平村29
みだれる!!



一番、傾いていた倒木(08.10.18)
大入隧道(雁股峠)〜大平村83
歩道並の道幅だが
雁股峠2.2
浮石やら
大入隧道(雁股峠)〜大平村93
「10日以上の快晴」を生きる
マディあり…。


緊張の並行移動は続きます。
大入隧道(雁股峠)〜大平村91
(ε地点)ここは一見、一本道ですが…

画面中央(倒木が転がっている辺り)から右下にかけて
大入隧道(雁股峠)〜大平村90
奥に線が続いてるように見えます(赤線)。


これを使っても、109号まで降りていけるかもしれませんが

今回、未踏とあり、詳細は分からず終いです。
大入隧道(雁股峠)〜大平村26             ___
          /─   ─ヽ
           ( ゚ )(оо)( ゚ )
       / ⌒/⌒⌒ヽ⌒   \
     ( l 彡彡//⌒\ヽミミミ  l )
      l 彡彡ヽ二二二/ミミミ  l
      l 彡彡彡彡ミミミミミミミ l
      l 彡彡彡彡ミミミミミミミ l
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           彡彡ミミ
大入隧道(雁股峠)〜大平村89 「藪コギ」警報発令!!!!(D地点:約20〜30M)
雁股峠 藪
両サイドからブッシュ



身長170cm前後の人に一番堪える気がします
大入隧道(雁股峠)〜大平村94 !!!!!!!?
大入隧道(雁股峠)〜大平村88 藪の中にも倒木が紛れています(切断済み)。



ここも、「歩道サイズ」。
大入隧道(雁股峠)〜大平村35 藪を抜け、
大入隧道(雁股峠)〜大平村36 狭隘な山肌を数百メートル進んだあたりで
大入隧道(雁股峠)〜大平村37 右手に
大入隧道(雁股峠)〜大平村38 廃屋が表れました(E地点)。
大入隧道(雁股峠)〜大平村42
さらに、数十メートル



藪に屈折した路を折れたところで
大入隧道(雁股峠)〜大平村72
0.6〜歩道サイズ→1車線路へ




(桃色区間→黄色区間)

(F地点から振り返った図)
大入隧道(雁股峠)〜大平村46
突如、車両規格にまで道幅は回復
大入隧道(雁股峠)〜大平村45 代償…といっては何だが、

雨水で浸食された溝と
散乱せし拳大の岩石が織り成す
ボッコンボッコンのズタボロ路面が始まった。

ずっとこのような路面が続くのか!?と構えたが
大入隧道(雁股峠)〜大平村43
ものの数十メートル
大入隧道(雁股峠)〜大平村44 カーブを1つ2つ曲がったあたりで


舗装区間に切り替わった。


どういう風の吹き回しなのか
一帯は、よく整備が成されており
倒木こそ目立てど、路に打たれた排水溝からは
「車道」として規格を語るに相違ない風格を匂わせる。
大入隧道(雁股峠)〜大平村67
数十メートル進むと
大入隧道(雁股峠)〜大平村47
また、未舗装か…。
大入隧道(雁股峠)〜大平村48
その後も
大入隧道(雁股峠)〜大平村49
数十メートル単位で
大入隧道(雁股峠)〜大平村60 いつしか、半舗装?も交えつつ
大入隧道(雁股峠)〜大平村51
大入隧道(雁股峠)〜大平村52
美しい交奏曲を奏でる雁股峠
大入隧道(雁股峠)〜大平村53
ふと、脇に目をやると

かつて(今も?)、
側溝としての役を買っていただろう溝が掘られている。

紛いにも、ここが「県道」であることを
静かに主張しているのでしょうか(G地点)
大入隧道(雁股峠)〜大平村9 佳境にさしかかった109号だが…


(H地点)に佇む右ヘアピンの界隈は
大入隧道(雁股峠)〜大平村55
かなりの急勾配に加え、路の抉れも酷い。
大入隧道(雁股峠)〜大平村8 ヘアピンの頂点付近より、
大入隧道(雁股峠)〜大平村7 左右に敷かれた車輪幅の舗装


選択によっては…
大入隧道(雁股峠)〜大平村6
案外、明暗を分かつことになるかもしれません。。(I地点界隈)
S大入隧道(雁股峠)〜大平村4
響くセセラギを片手に
大入隧道(雁股峠)〜大平村58 最後の急勾配を征しますと
大入隧道(雁股峠)〜大平村 再び、
大入隧道(雁股峠)〜大平村0
陽の光を拝む事ができましょう。
檜原山(ひばるさん) 眼前に聳えるは「檜原山(ひばるさん)」
大入隧道(雁股峠)〜大平村0
向かって右には、檜原山への登山道と




雁股峠別口(至:ε地点?)への登り口があります。



「県道109号線」の廃道区間は1〜2km程度。

今回、徒歩での調査でしたが

勾配がきつい上に(殊に黄線区間)全体的に荒れていますので
二輪で行くなら、軽くて足つきの良いものがベターかと存じます
加えて、灰線、桃線区間は水はけ最悪ですので
降水後は止めておいた方がいいと思います


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