大分県道9号 日田鹿本線(ダート区間)



大分県道9号線、
「廃道」と称される「前津江〜石建峠」の区間を

ツーリングマップルに従い、トレースしてきました。

⇒ブログ版の焼き直しになります。
写真をクリックしますと、フォト蔵にて拡大写真をご覧に頂けます。





当該路線の見取り地図
緑色の線に上塗りされた
オレンジ色の線を行きます。
椿ヶ鼻 「椿ヶ鼻ハイランドパーク」前まで来ました。
敷地内(青線)からも入っていけますが
こちらは、酷くガレています(⇒参照
右手の舗装路を直進(赤線)。
県道9号(日田鹿本線)@奥日田スーパー林道合流前1 少し進むと、右手に「矢部村」へむかう支線と合流
「鯛生」方面へ50Mほど直進すると
大分県道9号(日田鹿本線)、ダート区間入り口@前津江側 左手の離合帯中央より
9号線の未舗装区間がはじまります。
奥日田スーパー林道
離合帯より北は9号線(前津江側)
県道9号(日田鹿本線)と奥日田スーパー林道の境目2 南は「奥日田スーパー林道」
これは完全舗装で
R442、旧道の竹原峠付近まで続いていました。
大分県道9号(日田鹿本線)ダート区間@前津江前津江側2 9号の未舗装区間へ入っていきます
この先、ひたすら下りです。

よく固まっているところが大半ですが
所々、ガレています。あちこちに軽い溝
こぶし大の岩が転がっており、走りにくい。
大分県道9号(日田鹿本線)ダート区間@前津江側3 遠くのピラミッドのような山は「渡神岳」

これから、あの山の中腹を迂回していくみたいです。
大分県道9号(日田鹿本線)ダート区間@支線合流地点 三叉路にぶつかりました。

右の道を登れば、キャンプ場です(青線から)。
急勾配のガレ場につき、挑戦者向け。
大分険道9号線5
合流後も下りです。
ほんの数十メートルですが
なかなかの荒れっぷりでした。
大分県道9号(日田鹿本線)ダート区間@支線合流後 坂を下り、左にカーブしたところで
岩のサイズは縮小化
大分県道9号(日田鹿本線)ダート区間@〜渡神岳3 次第に締まってきました。
薄暗い林の中を木漏れ日が射し込んでいます
所々、「ジュルジュル」の区間もあります。
大分県道9号(日田鹿本線)ダート区間@〜渡神岳4 「渡神岳」が迫ってきたようです
路面は赤土質、展望もひらけています。
大分県道9号(日田鹿本線)ダート区間@〜渡神岳5 前進していると、左右に支線が横切っていました。
これは林業用の作業道だそうです。

ダートに入ってここまで、ひたすら下ってばかりでした。
大分県道9号(日田鹿本線)ダート区間@〜渡神岳5.5 本線は直進するのですが…
この先、あまり使われない道なのでしょう。

生い茂る草と、色んなサイズの岩に阻まれ
段々と走りにくくなってきました。
大分県道9号(日田鹿本線)ダート区間@渡神岳周回 下り一辺倒だった9号も
このあたりから、ジワジワ登りはじめます。

ここは、ハゲ山から転がり落ちたと思しき岩が散乱していました
土砂崩れにでもあえば、一発だったでしょう
大分県道9号(日田鹿本線)ダート区間@渡神岳周回4.5 道なりに登り下りしていると
左手に美しい山肌が接近していました
一瞬、「渡神岳」にでも迷い込んだのか!?と心配したほど。
上のほうに、杉の木がへばりついています。
大分県道9号(日田鹿本線)ダート区間@渡神岳周回6 これより、しばらくは草場です。
路面はフラットでした。
大分県道9号(日田鹿本線)ダート区間@渡神岳周回7 草場を抜けてくると
9号線で屈指と思しき展望に出会いました。
標高1000M級の山々が連なっています。

向こう側、稜線にアンテナが立つ山の中腹あたりから
走ってきたことになるのかな!? 石建峠からなら最初の
前津江からなら最後のインターバルとなりましょうか。。
大分県道9号(日田鹿本線)ダート区間@渡神岳周回8 登ったり下ったり。
優柔不断な9号でしたが
意を決したのか、登り一辺倒の勾配がはじまります。
大分県道9号(日田鹿本線)ダート区間@渡神岳周回9 しばらくは片目に展望を眺めていましたが
大分県道9号(日田鹿本線)ダート区間@渡神岳周回9 すぐに、それどころではなくなりました。
右側は絶壁。背の丈ほどの草地を漕いでいきます。
大分県道9号(日田鹿本線)ダート区間@〜石建峠 草ボーボーのセクションを抜けてくると
再び、杉林の中へ誘われました。

ここはこれまでの登りと岩場が姿を消し
序盤のフラットダートを思わせる雰囲気が戻っていました。
大分県道9号(日田鹿本線)ダート区間@〜石建峠3.5 ですが、コーナーを2,3曲がったところで再び登り勾配に
大分県道9号(日田鹿本線)ダート区間@〜石建峠4 傾斜は徐々に増しています。
地図を確認するともはや「石建峠」は
目と鼻の先である様子。

いよいよ、最終局面です。
木漏れ日の射す、新緑の森
マイナスイオンをたっぷり浴びながら
荒れた傾斜を粘りきると
大分県道9号(日田鹿本線)ダート区間@石建峠 ようやく「石建峠」に伸びる
舗装区間に抜けて出ました!
大分県道9号(日田鹿本線)石建峠から 舗装路に出て向かって左には
「石建峠」を挟んで県道698号線へ抜ける
(と思われる)山道。
大分県道9号(日田鹿本線)石建峠から2 向かって右には
9号線の継続区間として
R442、鯛生方面まで抜けていく道が伸びていました。
大分県道9号(日田鹿本線)石建峠下り
見晴らしの良い9号ですが
大分県道9号(日田鹿本線)石建峠下り2
かつては、このいったいもダートだったそうです。
大分県道9号(日田鹿本線)石建峠下り3 背後に聳える「渡神岳」

中央よりやや左側のあたりは、ハゲ山のようになっています。
あの辺りも通ってきたのでしょうか。
これまでのダート区間を回想しながら
一路、下山しました。



日田鹿本線の未舗装区間は、およそ10キロ。

前津江と石建峠を端点とした、下に凸の放物線を描くようなテイストで
携帯も圏外区間でありました…(汗
(普通自動車・ロードバイク(特に重量)での通行はできません)

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